【公務員試験(其の三)】専門科目も「独学」でOK!

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専門科目は、コスパで選ぼう!!

専門科目は、法律系・経済系・行政系の3分野に大別できます。

  1. 法律系科目(憲法、民法、行政法、労働法、刑法、商法など)
  2. 経済系科目(ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学、会計学、統計学など)
  3. 行政系科目(政治学、行政学、社会学、国際関係論など)

この中から得意科目を選択していくことになりますが、できるだけコスパのよい科目を選択することが得策です。

そして優先すべき科目は、大学での学部で決まってきます。

法律系と経済系です。

そして学部系列での選択科目としては、下記を必ず選択すべきです。

  • 法律系:憲法、民法、行政法
  • 経済系:マクロ経済、ミクロ経済

ほとんどの職種で出題され、かつ出題数が多い科目だからです。

勉強の順序は、経済系、法律系どちらから進めてもよいです。

ただし、法律系は暗記重視、経済系は計算問題が出題されます。

さらに、選択する科目は政治学、行政学、財政学、経営学といったあたりがオーソドックスなところですが、得意分野や併願先があるのなら、勉強すべき科目が変わってきます。

法律系の科目

まずは、憲法を優先して学んでください

憲法はすべての法律の根幹です。

憲法の前文、条文を把握することをオススメします。

憲法の後は民法を勉強して下さい

民法は、非常に範囲が広いので挫折しないよう気持ちを引き締めで進めてほしいです。

筆者も民法の膨大な条文には苦しめられましたが、結局過去問を解くとどの分野が出題されているかがわかります。

参考書を読んでも理解できないときは、過去問の繰り返しで暗記していく方法が効果的です。

行政法は、憲法と民法を勉強した後でないと理解に時間がかかります。

しかし、行政法は基本簡単なので、ぜひマスターしてしまってください

労働基準監督官を受験するなら労働法を学ぶと思います。

労働法も、民法の特別法なので、民法を勉強した後に勉強すべきです。

裁判所事務官は刑法が出題されます。

刑法も、憲法の人権規定の知識を得てから勉強するのが効率的です。

法務教官は、心理学科目が出題されますが、そんなに難しくはありません

心理学は薄い基本書でいいと思います。

経済系の科目

経済系の科目については、はじめは苦手意識が強く、マスターするまでに時間のかかる方もいますが、最後には得点源となる人がほとんどなのが経済学です。

ミクロとマクロ、どちらを先に勉強すべきか諸説ありますが、筆者はマクロ経済がいいと思います

理論暗記がメインであり、文系の人は、ミクロよりはとっつきがいいからです。

実際、私も初学はマクロ経済学からはじめました。

ミクロ経済は計算メインですが、必要とされる数学の知識は限られています

財政学は経済学の知識を前提としている分野が多く、内容も重なるところがあるので、経済学をマスターしてから勉強すべきです。

経営学は、結構簡単なので短期集中で勉強すれば点数がとれます。

経済学部のなかで経営学を勉強しているなら理解が早いかもしれません。

経営学部で、公務員を受験する人は少ないです。だって企業経営がメインですからね。

行政系(政治学・行政学・社会学)

政治学・行政学・社会学は出題傾向が似ていて重なる部分もあるので、優先科目のあとで勉強すると良いでしょう。

暗記が中心である一方、時事的要素も出題されるので、時事対策も怠らないようにしてください。

基本、これらの科目は得点源になりますので、過去問と暗記を繰り返して完璧にしてください。

商法・会計学

財務専門官や国税専門官を目指す場合は、商法や会計学を学ぶと思います。

商法は民法の特別法ですし、会計学(簿記)も民法の基礎があれば圧倒的に理解が早くなるので、

まずは、民法を自分のものにする必要があります。

一般法としての民法は、重要ですよ。

条文数は多いですが出題範囲は決まっているので過去問を頑張ってください。

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