【行政書士(其の壱)】独学 参考書ルート

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行政書士試験は、独学合格は可能か?

LECオンライン(東京リーガルマインド)

行政書士試験は独学で取得可能です。

安心して下さい。大丈夫です。

動画での講義も必要ありません。

勉強時間は600~1000時間と言われていますが、まあ、間をとって800時間くらいでしょうか。

1000時間勉強できたら合格可能性はグッと近づくと思います。

もちろん、法学部の方々は有利ですので、600時間でも十分かもしれませんが。

令和に入ってからの合格率は、10%を超えているのですね。

我々がアタックした頃は、合格率2%の時代でした。それから考えると数段落に感じてしまいます。

なので、そんな取得しやすくなった行政書士について、独学で対応できる参考書ルートを公開したいと思います。

要点テキストからを読んでみよう!

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普通の方は、分厚い基本テキストからやられると思いますが、私はナンセンスと思ってしまいます

分厚いテキストは、時間のある方ならいいのですが、普通の社会人であれば、時間のない方が殆どであると考えます。

そんな方が、はじめから1000ページを超えるテキストを読み始めてはなりません。

基本テキストは、過去問を解いているときの辞書代わりに利用するのです。

1000ページの参考書を1周くらいしても何も理解できません

覚えられますか??私は無理でした。

テキストは、何度も何度も周回してこそ、理解が進み、暗記ができるのです。

私が最初に紹介するのは、「出る順行政書士 合格基本書(LEC)」と同シリーズの「出る順行政書士 最重要論点250」です。

基本テキストの「出る順行政書士 合格基本書(LEC)」は、基本書としては優秀ですが、絶対に周回できる参考書ではありません。

なので、私はこの基本書は辞書代わりに使う判断をしました。

そこで、私のオススメの参考書は、「出る順行政書士 最重要論点250」となります。

この要点整理テキストは、行政書士試験の合格に必要な重要論点を250項目にまとめられています。

図表を豊富に使って重要知識をコンパクトに整理しており、イラストでビジュアル的にも理解しやすいです。

重要なキーワードも、赤シートで目隠しできるようになっており、要点整理テキストとしては、この「最重要論点250(LEC)」が、一番完成度が高くて、よくできていると個人的には思います。

とても綺麗に要点が整理されていて、わかりやすいのです。

何度もいいますが、「出る順行政書士 合格基本書(LEC)」は辞書代わり、「出る順行政書士 最重要論点250」をメインテキストで進めることが合格の近道です。

行政書士試験のはじめの問題集

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出る順行政書士 最重要論点250」を2周くらいすれば、早速、問題集をはじめましょう。

最初はまったく解けないと思いますが、どんどん進めて下さい。

何度も解くうちに正解するようになります。

同じようなことが聞かれているのもわかってきます。

私は基本テキストを省いていますから、その代わりに一問一答方式の問題集をやることにしています。

繰り返し解くと間違いなく、テキストを読むより、何が問われているのかがよくわかってきます。

一問一答方式の問題集として、はじめに紹介したいのは、LECの「出る順行政書士 良問厳選 肢別過去問題集」です。

この問題集は、過去30年以上の過去問から厳選した良問2,500肢を、体系的に整理して収録した一問一答式の過去問集です。

改正民法に完全対応したオリジナル問題も追加されています。

2500肢というのは、行政書士の一問一答の中では、最大の収録数になります。全体を網羅的に暗記していくのに重宝することでしょう。

出る順行政書士 良問厳選 肢別過去問題集」を5周すればどうでしょうか。

殆ど暗記できているのではないでしょうか。

暗記のために頑張ってみる。一問一答の使い方は、基本テキストの代わりに問題を解くことで「暗記」ができることが最大のメリットとなります。

2500問はしんどいですよ。でも繰り返し問題を解くことで確実に身につきます。

これができた方は、合格に近づけます。合格証書が目に前でチラついていますね。

5択の問題集

一問一答をやって暗記が完了すれば、5択の問題集をやってみて下さい。まあ、よく間違うこと!

つまり、暗記だけでは5択問題の引っかけには対応できないということです。

行政書士試験の過去問題集については、「LECの「出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集」が秀逸です。

法令編と一般知識編の2冊があります。

LECの「出る順行政書士ウォーク問」は、基本テキスト「出る順行政書士 合格基本書」に対応した過去問題集です。

この過去問は、過去10年分の過去問が、科目別・分野別に整理して収録されています。

法令編は、かなり分厚いですが、3分冊にセパレートできますので、コンパクトに持ち運びが可能です。

サイズ感もB6サイズで他社の過去問よりコンパクトになっているので、持ち運ぶのに便利です。

LECの問題集は2冊で約600問ありますが、他社は300問前後です

LECは10年間の過去問を原則すべて掲載しているため同じような問題が含まれる一方で、他社は、重複を削除したり、重要な問題に絞っているため、このような差が生まれているようです。

しかし、私の経験上、過去に何度も出題されている重要な論点は、深い理解が必要な問題であることが多く、微妙に問い方を変えて出題される可能性が高く、同じ論点について様々な出題傾向で何度も繰り返し解くことによって理解が深まるので、LECの「出る順行政書士ウォーク問」は秀逸ではないかと考えています。

記述式の問題集

行政書士試験には、記述式の問題が出題されます。

これは全てマーク式の社労士試験への当てつけなのでしょうか(笑)

行政書士試験では、法令科目に関して、記述式の問題が3問出題されますが、私は特別な対策は何もしませんでした。

問われたことに対し、40字程度の短い文章で答えるだけですので、択一問題の対策で理解できていれば、ある程度の解答は書けるはずです。

しかし、択一式は解けるのに、記述式はさっぱり書けないという方は、記述式の解き方やテクニックを身につける必要があります。

記述対策をするなら、過去問題集と同じくLECの「出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集」をオススメします。

この参考書は、問題演習だけでなく、解答テクニックなども解説されていますので、記述対策はこれ1冊で十分です。

予想問題集

直前期になると過去問だけでは不安になってきます。

そう。予想問題が解きたくなるのです。

私は行政書士試験を受験する場合は、独学の場合であっても、予備校の模試だけは受験しておいた方がよいと思います。

順位がでますので、相対評価の試験ですので、自分の立ち位置がわかります。

模試は、解答の時間配分やマークシートの解答形式、本試験での緊張感に慣れることなどの効果が期待できる一方で、受講するにはそれなりに費用や時間がかかります。

そこで、本試験形式の予想問題集を解くことで代替することが可能です。

以下に示しておきますので、よさげな本があったら利用してみて下さい。

LEC「出る順行政書士 当たる!直前予想模試(3回分・解説講義付き)

早稲田経営出版「合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試(3回分)」

行政書士六法はいるのか

行政書士試験に六法は必要ありません

かっこつけたい方は買われたらよいと思います。

そもそも実務では、こんな薄い六法では利用価値がありません。

断言します。行政書士試験では六法は必要ありません。

これだけできれば、合格できます。

次回ブログでは、勉強方法をもう少し詳しく解説したいと思います。

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