独立前に検討すべきこと
本記事では、人事コンサルタントとして独立を検討している方に向けて、独立前に検討すべきことを詳しく解説します。独立前に検討すべきことだけでなく、独立以外のキャリアについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。参考記事は2023.11.14_人材業界転職成功ノウハウコラムとなっています。
人事コンサルタントの独立について
人事コンサルタントとしてキャリアを築いてきた人の中には、
- 自分の専門性を発揮して、キャリアアップをはかりたい
- 自由に仕事がしたい
- 独立して収入アップを狙いたい
という気持ちから、一度は独立を考える人も多いのではないでしょうか。
人事コンサルタントの独立には、大きく分けて個人事業主のフリーコンサルタントとして活動する方法と、法人を立ち上げて起業する方法がありますが、どちらも決して容易ではないのが現実です。
まずは、選択を後悔しないために人事コンサルタントが独立を考える前に検討すべきことを詳しく解説していきます。
人事コンサルタントの独立で大変なこと
人事コンサルタントが独立して苦労することとして主に、
- コンサルティング業務以外に、様々な業務を行う必要がある
- 収入が安定しない
の2つがあげられます。
ここでは、これら2つについて詳しく見ていきましょう。
コンサルティング業務以外に、様々な業務を行う必要がある
会社は営業、経営、経理などそれぞれ業務が分担されて成り立っています。
人事コンサルタントとして会社に属している方は、主にコンサルティング業務を中心に行っていると思います。
一方で、独立をすると、コンサルティング業務以外に、営業(新規開拓)、経営、経理などのほか事務など多岐にわたる業務をこなさなければなりません。
そこには多大なる時間と労力が必要になります。
営業(新規開拓)や経営の難しさについては想像しやすいかもしれませんが、事務作業も軽く考えてはいけません。
例えば、確定申告の手続きの一つをとっても複雑かつ作業量が多く、本業が忙しい中こなすのは容易なことではありません。場合によっては、スタッフの採用や、一部業務のアウトソーシングを検討する必要もあります。
このように思わぬところで時間と労力を費やすことになりますので、本業のコンサルティング業務に集中したいと思っている方は要注意です。
収入が安定しない
独立すると、収入が安定しづらいことも1つの特徴です。
会社員のように毎月の固定収入が保証されていた時とは違い、案件を受注しなければ報酬は得られません。
今までは会社が積み上げてきた実績や信頼があり、その会社の看板があったからこそ高単価な案件や継続的に案件を受注できていたことを忘れてはいけません。
実際は、最初から高単価な案件を得ることは難しいでしょう。
また、やっとの思いで案件を獲得できたとしても、突然クライアント企業から契約を解除されてしまうこともあります。
高単価な案件や継続的な案件を得るようになり、事業が軌道に乗り、一定の収入が確保でき、安定するまでには、多くの時間と労力が必要になることを覚悟しておかなければなりません。
その間の生活費、交通費や交際費などの経費は貯金から切り崩すことになるでしょう。
独立前には、生活費や諸経費がどのくらいかかるか正確に見積もるだけでなく、病気や事故で仕事ができなくなるような万が一の場合も考え、一定のお金は確保しておく必要があります。
独立にこだわる必要はない
ここまで、人事コンサルタントが独立で苦労することとして、主に「コンサルティング業務以外に、様々な業務を行う必要がある」「収入が安定しない」の2つを解説しました。
当然のことではありますが、独立することは簡単なことではありません。
独立を考え始めると気持ちが先行して、視野が狭くなってしまうことがありますが、まずは一旦落ち着いて、なぜ独立したいのか、その理由を整理し、明確にすることが大切です。
そして、もし独立したい理由が「収入アップ」や「キャリアアップ」などであれば、転職も視野に入れた方がよい、と記事は書いてますが、転職サイトの記事なのでしかたなし。
人事コンサルタントのキャリア選択肢の例
独立以外で考えられる人事コンサルタントのキャリアの選択肢の例として、主に
- 他社の人事コンサルティングファームに転職する
- 事業会社の人事部門に転職する
の2つがあげられます。
本記事では転職を進めていますが、私の道に転職はないので、詳しくは考えていません。
人事コンサルタントとして、マーケティング戦略が構築できるかどうかで、独立開業がうまくいくかどうかが決まってくると考える上で、参考になる記事だと思い、備忘録的にブログにアップしておきます。