教養試験は独学で可能か?
公務員試験の教養試験は、「独学」で十分に対策が可能です。
公務員予備校の講義を受けるくらいなら、良質な参考書で学ぶほうが効率的です。
公務員の教養試験対策でも良質の参考書さえ用意できれば合格は十分可能です。
少なくとも私はテキストや講義は殆ど受講せずに、問題やテストばかり受けてそれを復習するというサイクルで1年3ヶ月という短期間で、国家公務員Ⅱ種試験や地方上級など、多くの合格を勝ち取ってきました。
さらに一般教養分野であれば、大学受験よりも問題が易しくて覚えることの少ない公務員試験のほうが、参考書だけで十分と言えるでしょう。
教養試験は6割の得点で大丈夫!
教養試験は6割の得点で大丈夫です。
そして、「数的推理」「判断推理」「資料解釈」が重要です。
公務員試験は、大学受験とは異なり、満点や高得点を狙う試験ではありません。
特に、教養試験の場合は、6割程度(特別区の場合は4割程度)を得点すれば大丈夫です。
そして、市販の参考書の過去問と解説で学習すれば、6割には十分到達できるのです。
教養試験で最も出題数が多い科目が一般知能分野の「数的推理」「判断推理」「資料解釈」となります。
この数的処理の分野については、非常に良い参考書が販売されています。
畑中敦子シリーズ
教養科目の参考書は、いわゆる「畑中敦子シリーズ」で大丈夫です。
「畑中敦子シリーズ」には入門書もありますが、時間がない場合は、標準レベルなものをやってみるのも手です。
解説も丁寧ですので、一人で進めることができるのではないでしょうか。
ただし、「数的推理」「判断推理」「資料解釈」はすぐにできるようになっていく科目ではありません。
じっくり必ずできるようにすることが、合格の一歩となります。
手を抜かずに必ずできるようにしてください。
【標準レベル】
- 『畑中敦子の数的推理ザ・ベストNEO』
- 『畑中敦子の判断推理ザ・ベストNEO』
- 『畑中敦子の資料解釈ザ・ベストNEO』
高校の時も勉強してこず、大学生になって公務員になりたいと思っている方は、入門書からじっくりやった方がよいかもしれません。
また、高卒程度の公務員試験を受験する場合も入門書の参考書を頑張って解くことをおすすめします。
- 『畑中敦子の初級ザ・ベストNEO 判断推理』
- 『畑中敦子の初級ザ・ベストNEO 数的推理/資料解釈』
- 『1週間で解き方がわかる数的推理 』
- 『1週間で解き方がわかる判断推理』
さらに、文章理解(現代文)が苦手な方は、公務員試験がしんどくなります。
公務員試験は全体的に国語の問題だからです。
公務員になると、文書ばかり確認し、文書ばかり作成します。
なので、公務員になるための試験で、現代文が出題されるのです。
しかし、大学入試の「共通テスト」の現代文よりは簡単です。そこまで難しくないです。
なので、現代文の読み方がわからない方はまずは、大学受験の参考書を読みましょう。
私の息子にもこの参考書でシステマチックに現代文を処理するよう指示しています。
論説文、小説など、どちらに対しても対応しているのでオススメです。
- 大学入試対策 初歩の初歩 安達雄大の ゼロから始める現代文
これが終われば、過去問を必ず時間をはかってやって下さい。解けただけではダメですよ。
時間制限をした上で解かないと意味がないです。時間があれば誰でも正答率はあがります。
常に時間を意識して下さいね。
下記には中古しかないものもありますが、中古や少し古い物でも十分効果が得られます。
- 『出たDATA問(10)文章理解〈実践編〉』
- 『過去問解きまくり! 3 文章理解』
- 『公務員試験速攻の英語』
文章理解でメインとなるのは英文と現代文です。
英文に関しては英文解釈の入門書などを購入して、英語長文の読み方を学ぶのが良いと思います。
これは大学受験用の下記、英文解釈の参考書1冊でよいです。
ただし、英単語がわからなければ長文は読めないため、語彙力が不十分であれば、大学受験用の英単語帳で暗記学習をする必要があります。
英単語帳はなんでもよいですが、私のオススメは下記の単語帳です。
英語の得意な方は、必ず英語を選択しましょうね。
逆に英語が苦手な方は、思い切って選択しない手もあります。
ただし、他の科目を選択する必要があるのでしんどくはなります。
でも、まあまあいい大学に大学に入学している人は基本英語はできるはずです。
中学・高校の時に英語をがんばらなかったつけはここで出てきます。
自己責任ですので、やるやらないの判断はお任せします。
次回は一般「知識」分野の参考書を提示していきます。おたのしみに!